ベンチャーやスタートアップがオフィスを合理的に持つ方法を探るプロジェクト。
「403 ヨンマルサン」は、plan-Aの新たな拠点。創業から7年目を迎え、様々な要素から横浜関内にオフィスを新設しました。
オフィスを設けるといっても、常時オフィスに駐在しているわけでもなく、けれどもメンバーが集中して議論をする場であることが求められるだけに、必要最低限でシンプルな機能性とデザインとすることを決定。さらに空間サイズから鑑みてもベンチャーやスタートアップがオフィスを持たねばならない時に、その成長スピードから「いかに手早く開設できて、そして手早く退去できるか」が求められるだろうことから「設置がしやすく、原状回復しやすい」方法でのオフィス開設を追求することとしました。
「設置がしやすく、原状回復しやすい」オフィス開設の方法について、ご協力いただいたのがtoolbox社。
例えば「フローリングにしたいけれど退去の時に現状復旧で相応のコストをかけられない」と断念していた人たちは一定数いるはず、という課題設定のもと生み出された【イージーロックフローリング】や、議論にはホワイトボードが欠かせない!と【ホワイトボード天板】などを駆使し、今回は特別に設計施工で手掛けていただきました。
「神糧ビル」との出会い。
歴史ある関内の街並みにおいて、plan-Aらしい、体現できるような建物はどこにあるだろうか、という物件探しからプロジェクトは始まりました。横浜で歴史ある倉庫会社である神糧倉庫株式会社の本社ビルとして長らく使われていました。その4階にある403号室をお借りすることとなったのです。
そうして生み出された神糧ビル403号室、確かにオフィスとしての「機能」は有しているものの「オフィス」と呼ぶのには違和感がありネーミングを施すことに。道路向かいにある宇徳ビルにかつて存在していた「ヨンカイ」等へのオマージュとして名前を「403 ヨンマルサン」とすることとしました。